ポリゴン(Polygon)がゲーミングブロックチェーンのUAW数で第2位に躍進

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イーサリアムのレイヤー2(L2)ソリューションであるポリゴン(Polygon)は、3月において、ブロックチェーンゲームのネットワークとして、ユニークアクティブウォレット(UAW)数で第2位に躍進しました。UAWとは、特定期間内にブロックチェーンとのやり取りがあったウォレットの数を指します。

4月6日、DappRadarが公表した「ブロックチェーンゲームレポート」によると、ポリゴンでのUAW数は、3月に13万8081に達し、前月比53%増加し、ゲームを楽しむユーザー数において、第3位のHive(ハイブ)と第4位のBNBチェーン(BNB Chain)のそれぞれ8万4000と8万のUAWに比べて、ポリゴンは大幅にリードしました。現在、第1位のWAXは31万4000のUAWを誇っています。

同レポートは、「ポリゴンがゲーミングブロックチェーンとして認識され始めているというポジティブな兆候である」としています。

DappRadarのデータによると、ポリゴンのUAW数増加の大部分は、過去30日間で1万7000%以上の増加率を記録したBoomLandによるハンターズ・オンチェーン(Hunters On-Chain)ゲームによるものでした。

ハンターズ・オンチェーンは、BoomLandのモバイルゲーム「ハント・ロワイヤル」のWeb3.0版であり、無料でプレイできるRPGです。このゲームは、NFTが統合されており、マインクラフトに似た外観とスタイルを持っています。このゲームへの関心急増の原因は明らかではありませんが、3月31日に予定されていたゲーム内NFTセールが寄与した可能性があります。

過去数か月間、ポリゴンを取り巻く状況は、特にNFT、ゲーミング、メタバースに関連して上向きの勢いが見られています。

ポリゴン・ラボ(Polygon Labs)はこれまでに、ワーナーミュージック、スターバックス、アディダス、レディット、アドビなどの大手企業と提携を次々と締結し、NFTプロジェクトの開発や、ゲーム、DeFi(分散型金融)などの分野におけるブロックチェーン技術の活用を進めています。

ポリゴンは、イーサリアムのスマートコントラクト機能を利用することができるレイヤー2プラットフォームで、高速かつ安価な取引が可能であり、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決することを目指しています。

特に、ゲーミングにおいては、ポリゴンの高速な取引処理能力や低コストが魅力的であり、多くのゲーム開発者やプレイヤーがポリゴンを選択する傾向にあります。これに加え、ポリゴンの開発者コミュニティは活発で、多くの開発者が新しいDApps(分散型アプリケーション)を開発し、ポリゴンのエコシステムを拡大しています。

今後も、ポリゴンはゲーミングやNFT、DeFiなどの分野での活用を進め、ブロックチェーン技術の発展に貢献することが期待されています。