国内発のゲーム特化型ブロックチェーンのOasysは、ネイティブトークンOASの上場予定を発表しました。
上場予定の暗号資産取引所は、OKX、Kucoinを含む5カ所となっており、取引開始は12月12日になる見込みであるとも明らかになっています。
今月の6日には、Galaxy Interactiveや韓国ゲーム大手のネクソン、ZOZO創業者の前澤友作氏のMZ Web3ファンドらが参加した戦略投資ラウンドにおける資金調達完了を公表していました。今年7月のプライベートトークンセールによる25億円の資金調達に続く2例目となります。
また11月30日より開始したパブリックセールでは60ヶ国の投資家が参加し、わずか半日で目標額を超えるコミットメントを達成したということも報道されています。
OASYXも始動
今回の発表と同時にNFTプロジェクトの「OASYX」が始動することも発表されました。
OASYXはOasysが公式にIPを提供するゲーマーのためのNFTプロジェクトです。レジェンドゲームクリエイターが世界観の監修役で登場するほか、シリーズ毎に国内外のさまざまなNFTプロジェクトとのコラボレーションも企画しています。
シリーズ第1弾はNFTやブロックチェーンゲーム専業開発会社double jump.tokyoが発行し、セガで格闘ゲームの「バーチャファイターシリーズ」や「シェンムーシリーズ」を手がけた鈴木裕氏が世界観を監修するといいます。なおアーティストGODTAIL氏がキャラクターデザインを担当したPFP型のNFTです。
2023年の1月には「玉繭 ~MAYU~」と呼ばれるリビール前のNFTは「Free to Own」方式で10,000体を配布を予定しており、その後NFTの中身がリビールされ、将来的にはメタバースアバターとしても活用可能になる予定です。
Oasysの概要
Oasysは「Blockchain for The Games」をコンセプトにゲーム系IPホルダーとゲーマー向けに構築されたゲーム特化型ブロックチェーンです。合意形成アルゴリズムのPoSを採用し、これまで大きな課題となっていたゲームプレイヤーの取引手数料無料化や取引処理の高速化を掲げています。
メインネットのローンチは3つのフェーズすべてで順調に進捗しており、イーサリアム仮想マシン(EVM)互換のL1「ハブレイヤー(Hub-Layer)」とL2「バースレイヤー(Verse-Layer)」が無事統合され、Oasysのエコシステムが完全稼働するブロックチェーンです。
また初期バリデーターは、ロックチェーンのネットワークに接続し、チェーン上の取引が正しいかどうかを検証するノードの1つとして機能するほか、次世代型Web3ゲームの研究・開発を模索しています。