Kyuzan:香港のKLKTN Limited社と提携を発表

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8月3日、株式会社Kyuzanが香港のKLKTN Limited社との提携を発表しました。提携を発表したKLKTN Limited社はNFTプラットフォームKollektionを手掛ける企業です。今回の提携で日本企業に対して企画や開発など、NFT関連のソリューション提供を行う形を示しました。

Kyuzan社は自社でも独自NFTプラットフォームMintを展開しています。独自のブランドの世界観を表現できるオリジナルのNFTショップを構築することが可能となっているサービスで、これまでに2,022個のNFTを落札したAMBUSH POW REBOOTシリーズの開発や、人気音楽グループPerfumeのNFTなどに携わってきた経歴を持っています。

今回提携が発表されたKLKTN Limited社は2021年からプラットフォームを運営しており、ワーナーミュージック・ジャパンと音楽グループ「ゲスの極み乙女」のNFTの開発・販売を行うなどの事業を展開しました。さらにブロックチェーンゲームEGGRYPTOの共同開発も行っていることでも有名です。加えて今年1月にはWeb3大手企業アニモカ・ブランズやDapper Labsなどから約7億4,000万円を資金調達したことでも話題を集めました。

発表では提携によりKyuzan社の持つ知見や技術力とKLKTN Limited社の国際的なマーケティング力を組み合わせることで、NFTソリューションの展開を行っていくことが大きな目的であると明らかにしています。しかし、記事執筆時点では業務やソリューション開発に関する具体的な内容は発表されていません。

ファイナルファンタジーとNFT採用

暗号資産市場全体で低調な動きが続く中でも国内のNFT領域では活発な動きが見受けられています。

スポーツ動画配信サービスDAZN は株式会社ミクシィと共同で手がけるスポーツ特化型NFTマーケットプレイス『DAZN MOMENTS』に、ユーザー間での売買機能をじ今秋に実装することを発表しました。

また7月27日には、GMOインターネット株式会社がアメリカのNFTドメイン発行プロバイダーUnstoppable Domainsと協業し、NFTドメイン紹介・登録サービスCryptoName by GMOのリリースを発表しました。NFTドメインとはイーサリアムやポリゴン上などで発行されるNFTでインターネットのドメインと同じくドットで区切られた文字列で表現するためこの名前がついています。

同様に大手ゲームメーカーの株式会社スクウェア・エニックスもNFTの展開を進めており、7月21日に人気タイトル『ファイナルファンタジーVII』のNFTで保有を証明できるコレクターグッズの展開を発表している状況です。