ノードとは?<初心者向け記事>

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暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではノードについてわかりやすく解説していきます。

はじめに

みなさんは暗号資産について勉強している中でノードと呼ばれる言葉を見たことがありますか?

本記事では暗号資産用語のノードについて解説し、派生語である「マスターノード」「スーパーノード」なども紹介していきたいと思います。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

それでは始めていきましょう。

ノードって何?

ノードは暗号資産ネットワークにつながっている通信機器すべてを意味します。すなわち暗号資産取引所にアクセスするパソコンやスマホもノードの一部です。元々ノードには「構造体を構成する要素」という意味が含まれています。

暗号資産の売買に使うスマホやパソコンをはじめ、システムエラーや不正がないかブロックチェーンなどを監視するシステムなど、暗号資産にアクセスするあらゆるものがノードという構成要素であることを覚えておいてください。

ノードが持つ役割とは?

ノードの持つ機能には、以下の3点があります。

・ルーティング
・ブロックチェーンデータベース
・マイニング、ウォレット

それでは1つずつ解説していきます!

ルーディング

ルーティングとは、データの送信先までの通信経路を割り出す機能のことです。ほとんどのノードがルーティング機能を持っていると考えられています。

ブロックチェーンデータベース

ブロックチェーンデータベースとは、ブロックチェーンのコピーを持つ機能のことです。ブロックチェーンは「分散型台帳」であることから、各端末がデータを持つことで信頼性を担保しています。したがって、ほとんどのノードがこの機能も持っていますが、そのダウンロード量によって「フルノード」と「軽量ノード」に分けられている場合もあるのです。

マイニング・ウォレット

マイニングやウォレットは、まさにビットコインのマイニングを行う機能とビットコインの保管機能を指しています。この2つの機能を持たないノードも少なくありません。例をあげると一般的なユーザーが持つPCやスマートフォンではビットコインアドレスの保管は不可能となっている点です。その場合は専用ウォレットを購入し、そこで保管する必要があります。そのため、この専用ウォレットがウォレット機能を持つノードということになります。

マスターノードとスーパーノード

マスターノード・スーパーノードとは暗号資産ネットワークにつながるノードのなかでも特に重要視されているものを意味します。

一般的に特定の暗号資産を一定以上保有しているとマスターノードに認定されます。ただし、暗号資産であれば何にでもマスターノードがあるわけではないので注意しましょう。以下の3種類の暗号資産を例に解説していきますね。

ビットコイン

ビットコインにおけるノードの機能は前述の通り3種類です。しかしブロックチェーンにあるデータのダウンロード量によっていくつかの種類に分類されています。

まず、すべてのブロックチェーンを保有してトランザクションが正しいかどうかを検証する「フルノード」がその1つです。具体的には処理がブロックチェーンに登録されたか、2重支払いがないかなど、信頼性を保つのに大きな貢献をしているノードとなっています。

このフルノードに対して、ブロックチェーンのごく一部のデータしか保持しないノードを「軽量ノード」と呼びます。ブロックのヘッダー部分だけダウンロードするタイプです。

ダッシュ

ダッシュではマスターノードの持ち主がマイニングに相当する取引承認作業を行います。

マスターノードに認められるためにはダッシュを1,000枚以上保持していて、24時間365日ノードをフル稼働させ、専用のネットワークを提供することが条件となっているため覚えておきましょう。

ネム

ネムではマスターノードではなく「スーパーノード」と呼ばれています。スーパーノードを持っているとパソコンの電源を切っていても「ハーベスト」と呼ばれる取引承認のためのデータ計算処理が可能になります。

ただし、スーパーノードに認定されるには300万XEM以上持っていなければならないなど条件が厳しいことで有名です。

最後に

本記事ではノードについて解説してきました。

暗号資産によっては「マスターノード」や「スーパーノード」といった上級レベルが設けられています。ハードの高い条件つきなのがほとんどですが、上級ノードに認められると、マイニングに相当する作業がはかどりやすくなり、高い報酬をもらえます。

専門用語がたくさんある暗号資産分野ですが、覚えたら簡単なので一緒に頑張っていきましょう!