暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではBitmainについてわかりやすく解説していきます。
はじめに
みなさんこんにちは！
突然ですが、暗号資産のブロックを作成するためのマイニングに特化し、中国国内の大手企業に成長したBitmainについて知っていますか?現在Bitmainは業界のリーダー的立場を築き上げ、さまざまな動きを見せているとともに、多くの注目を集める企業です。
本記事ではこのBitmainについて詳しく解説していきます。これを読めばBitmainの全体像を学ぶことができるでしょう。それでは今日も一緒に勉強していきましょう！
Bitmainとは
Bitmainは2013年にジハン・ウー氏とマイクリー・チャン氏によって設立されました。中国の北京に拠点を置いており暗号資産マイニング事業で大成功を収めた、世界的に見ても数少ない企業です。なお中国以外にも世界各地に事業所を持っていることからこの企業の規模の大きさを知ることができるでしょう。
Bitmainが一躍注目を集めたのにはASIC（Application Specific Integrated Circuit：特定用途向け集積回路）を開発したことが背景にあります。ASICはビットコインやイーサリアムなどのマイニングに特化しており、圧倒的な速度で膨大な量のマイニングを行なうことを可能にしました。またマイニング用のハードウェアも販売しており、さらに子会社を利用してマイニングプールも運営しているのがBitmainの強みです。
自社のハードウェアを使った大規模なマイニングを行っていることから、2017年には設立わずか４年にもかかわらずに3,200～4,300億円もの営業利益を上げたと世界を驚愕させました。共同設立者のジハン・ウー氏もまた暗号資産業界に多大な影響力を持つ人物としても知られているためチェックしておくことをお勧めします。
Bitmain の事業内容
上記でも述べたようにBitmainは暗号資産のマイニングにおける多様なビジネスを展開しています。ここでは代表的な2種類の事業内容をまとめて解説していきたいと思います。
- 暗号資産のマイニング
- マイニング機器の販売
暗号資産のマイニング
Bitmainの最も重要な仕事は暗号資産のマイニングです。マイニングとは簡単に言うと、ブロックチェーンに取引などの記録を保存するための新しいブロックを生成すべく、コンピューターや専用機械などを使って複雑なデータ計算処理を行い、取引などの行動を正当と認める行為のことを意味しています。
マイニングが終わると暗号資産内に新しいブロックが生まれることになり、成功者は主に暗号資産で報酬を獲得することができます。上記でも説明した通りBitmainはASICという独自の仕組みを用いており、短時間で大量のブロック生成を可能にしました。
Bitmainはマイニングのシェアにおいて他社を寄せつけず手の届かない存在となっています。また最近ではAIを組み合わせてシステムを進化させるなど、新たな試みに挑戦し続ける姿勢にも関心が集まっています。
マイニング機器の販売
Bitmainは個人でも充実したマイニングができるようにAntminerというマシンの販売を行っています。マイニング自体はパソコン1台でも実行が可能になっていますが、誰よりも先にデータ計算をクリアしないと報酬を得ることはできないため、パソコンだけでは効率が悪く稼ぎづらいのが現状です。
しかしBitmainのAntminerは、ASIC業界で過半数のシェアを誇る人気を獲得しています。これには以下の理由があります。通常マイニングを行う際には大量の電力を必要としています。しかしAntminerでは消費電力の少なさや安定性で高評価を獲得しました。個人でも報酬を多く稼ぎたい人々の助けとなるアイテムと言えますね。
豊富な実績にもとづいたBitmainのノウハウは、商品展開でも大きな活躍を見せています。
最後に
本記事では暗号資産におけるマイニング業界でリーダーとして活躍を見せるBitmainについて解説してきました。
いかがだったでしょうか？今日の解説でBitmainの概要を始め、本企業が行っている事業などについても理解していただけたのではないかなと思います。
しかしBitmainの事業は他にも様々あるため深く知っていくにはまだまだ時間が必要になりそうです。他の記事でもBitmainに触れることがあると思いますので、ぜひ注目してくださいね。それでは次の記事でお会いしましょう！
