暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではRSIについてわかりやすく解説していきます。
はじめに
みなさん、こんにちは。今日はRSIについて一緒に勉強していきたいと思います。
突然ですがみなさんはこのRSIという言葉をどこかで見たり、聞いたりしたことはあるでしょうか?RSIとは暗号資産取引や株取引の中で、多くの投資家に利用されているオシレーターのことを意味しています。
この記事ではこのRSIについて解説しています。RSIの基本情報から分かりやすく解説しています。ぜひトレードの参考にしてみてくださいね。それでは今日も一緒に知識を深めていきましょう!
RSIとは
上記でも少し触れたように、RSIとはビットコインが買われすぎか売られすぎかを判断するための指標なっています。
相場は上がったり下がったりしながら推移するものですが、株価が15日間上昇 (下落) しつづけたら、多くの投資家は「買われすぎているのでそろそろ下がるのではないか」や「売られすぎているのでそろそろ上がるのではないか」などと考えます。
ですが「買われすぎ」や「売られすぎ」の基準は投資家ごとに異なっているため、明確な基準があるわけではありません。そこで、一定の基準を設けて客観的に把握するためのオシレーターとして登場したのがRSIです。RSIを見ることで「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を数値で把握することが可能となり、トレードの精度向上に直結することになるのです。
また一般的にはRSIが30を下回る水準が売られすぎを示しており、70を上回る水準が買われすぎであると言われています。
しかしこの説明は厳密にいえば正しくありません。正しい説明としては「RSIの値が70より上にあったものが70を下回った時が売りのタイミング、逆に30未満にあったものが30上回った時が買いのタイミング」が合っているのです。つまり、天井だと判断できるタイミングは「70よりも上に位置していたRSIが70を下回ったタイミング」となるので覚えておいてください。
RSIのメリット
次にRSIを用いるメリットについてご紹介していきたいと思います。
RSIは上記で説明したように潜在的な買われすぎ、売られすぎを判定する能力が存在しています。数値設定さえ適切に定まっていれば、RSIからもうすぐ価格が上昇するか下落するかを判定し、投資行動に役立てることがやはり最大のメリットであると言えるでしょう。
RSIの計算方法
最後にRSIの具体的な計算方法を2つご紹介していきたいと思います。
- Aパターン
- Bパターン
それでは1つづつ見ていきましょう。※以下の例は計算期間を14としています。
Aパターン
RSI = α ÷ ( α+β ) × 100
α:直近14本について、終値で前の足から上昇した値上がり幅の平均
β:直近14本について、終値で前の足から下落した値下がり幅の平均
Bパターン
1本目は、Aパターンと同じ計算式で算出します。
RSI = α ÷ ( α+β ) × 100
2本目以降は
RSI = α’ ÷ ( α’+β’ ) × 100
α’:(前の足で計算したRSI×13+当日の値上がり幅)÷14
β’:(前の足で計算したRSI×13+当日の値下がり幅)÷14
AパターンとBパターンのどちらも対象期間の価格変動に対して、上昇した分の値動きが占める割合を計算していますが、特にBパターンでは前の足で算出したRSIを新しいRSIの計算に用いているので、Aパターンと比較するとBパターンの方が滑らかなラインになります。
最後に
本記事ではRSIの概要から計算式までをご紹介してきました。
今回ご紹介したRSIとは多くの投資家に利用されているオシレーターのことを意味しています。このオキシレーターを持ち入り、上昇トレンドや下落トレンドが近いことを悟ることが可能になっています。さらにMACDと組み合わせれば、サインの一致でトレンドをより正確に予測可能になるのでぜひ試してみてください。
現在の暗号資産に買われすぎや売られすぎのサインが出ていないか、早速RSIを使って確認してみてください!
それでは今日の記事はここまでです。お疲れ様でした!