潜入捜査官 Crypto Dogだ🧥🕶
AI、IoTなどに並び、「ブロックチェーン」は今大きな注目を集めている最先端技術であり、暗号資産には欠かせないと言われています。
難しそうだと懸念して、ブロックチェーンを理解していないと、暗号資産業界に置いてだけでなく、今後の生活に大きな損をしてしまうかも、、
そんなブロックチェーン技術について細かく解説していきます。
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目次
今はどんな時代?
5Gとは
5Gとは5th Generationのことであり、1st Generationからテクノロジーの発展とともに進歩しています。
1G(第一世代)
1Gはケータイが誕生し始めた頃を表し、現在のケータイ機能とは異なり、メールやインターネット機能はなく、電話機能のみの時代です。
また、パソコンなどのインターネット利用形態はBtoB(Business to Business)であり、企業間でのやりとりに利用されていました。
2G(第二世代)
2Gではケータイで電話だけでなく、メール機能が利用できるようになります。
3G(第三世代)
3Gでは、電話、メール機能に加えiモードつまりインターネット機能が追加された時代です。
インターネット機能が充実していくと主なデバイスとしてスマホが利用されるようになりました。
この頃のインターネットの利用形態としてはBtoC(Business to Customer)となり、個人のインターネットの利用が増加していきます。
4G(第四世代)
4Gでは、3Gをさらに高速化した方式であり、通信速度が圧倒的に改善されました。
データ通信速度の向上により3Gに比べ動画を利用したサービスが増加していきます。
5G(第五世代)
現在は5Gの入り口のであり、今後発展していく世代です。
ホストスマホ時代とも呼ばれており、ケータイを保有するのではなく、時計や眼鏡など身に付けることの可能なウェアラブルデバイスとしてスマホの次となるデバイスの形を模索している時代です。
インターネットの利用形態としてはCtoC(Customer to Customer)が浸透し始め、ユーザー同士がインターネットをとし売り買いしたり、情報共有を行うメルカリやインスタグラムが主流となってきています。
実はこのことを理解しておくことは今後の可能性を見極める上で非常に重要なことなのです!
常にユーザーはオンラインにつながった状態であるということは、今後開発すべき技術は商品をとり、ゲートを通り過ぎるだけで決済が完了する「Amazon Go」のような仕組みです。
つまり、現在日本で導入されつつある無人レジなどはすでに時代についていけていません。
一眼でわかる1G→5G移り変わり
5G時代の4種の神器
5Gを理解し、今後を見極めるためにまずはこの4つの技術を理解しましょう。
5G時代の4種の神器とは
- IoT:車、家電など全てのものをインターネットにつなげる技術
- クラウド:データを保管する技術
- ブロックチェーン:データを管理する技術
- AI:データの利用方法を考える技術
の4つの技術のことです。
では、ブロックチェーンとは具体的にどのような技術なのでしょうか?
ブロックチェーンの仕組み
まず、ブロックチェーンは
- 暗号化技術
- コンセンサスアルゴリズム
- P2P
- DLT(分散型台帳技術)
の4つの技術が合わさり1つの機能を果たしているものです。
1つずつ詳しくどのような技術なのか見ていきましょう。
暗号化技術
通常、全てのデータは途中で見られたり、流出しないように暗号化されています。
暗号化は引越しの荷物を梱包し箱に詰めるのと同じように、情報を梱包し、箱につねることで周りに見えないようにした後、その箱を順番に並べる方法で行われています。
つまりブロックチェーンとは
ことを示しています。
コンセンサスアルゴリズム
コンセンサスアルゴリズムとは、一番簡単な言葉で説明すると
のことです。
P2P
P2P(Peer to Peer)とは、
- 自律分散型のこと
- 中心に固有のリーダーがいない、中央集権型ではない技術のこと
です。
中央集権とは、以下のような仕組みのことです。中央にリーダーがあり、そのリーダーを中心に様々な取引が行われる体系のことです。
反対に自律分散型とは、中央にリーダーを置かず、プラットフォーム内のユーザー同士で取引を行い、取引内容を管理し合う体型です。
中央集権を通さず個人間でファイルのやりとりが可能なソフトで多くの人に利用されていました。
しかし、違法ダウンロードされた動画や音楽を交換し合うのに利用されてしまい、Winnyの利用者が著作権違法で逮捕され、ソフトフェア開発者も違法な目的で利用していなかったにもかかわらず逮捕されてしまいました。
開発者は長い裁判の後、無罪判決を勝ち取りますが、このような事件がなければ日本がP2Pを牽引するような存在となっていたかもしれません。
DLT(分散型台帳技術)
DLT(分散型台帳技術)とは、一言でいうと
暗号化した箱(情報)を誰が開け、誰が取り出したのかという記録をみんなで保有すること
です。
ブロックチェーン状のデータはみんなで保有しているため、誰か1人のデータだけを書き換えたとしても、みんなが持っているデータと照らし合わせると書き換えたデータが間違っていることが一目瞭然であるため、改ざんができず、信頼性の高い仕組みです。
暗号資産は、この改ざんできないというブロックチェーンの仕組みを利用し、取引を記録しています。
ブロックチェーンが復旧しない理由
ブロックチェーンは
- 法律
- 既徳権の侵害
- 理解の難しさ
が理由で復旧していません。
法律
例えば、不動産取引などはブロックチェーン上で行えば、改ざんの心配がなくスムーズに行うことができます。
しかし、現在の法律では土地の管理を行っているのは中央集権である国であり、土地の売買は国に申告する必要があります。
このように、技術上問題がなくても法律の制限によりブロックチェーンの良さを生かせておらず、ブロックチェーンの社会実装には法律を改正する必要があります。
既徳権の侵害
ブロックチェーンは中央集権をおかず、誰もが利用できる技術です。
そのため、すでに中央集権として業界を牛耳っている企業が自身のポジションを奪われてしまうことを心配し、ブロックチェーンに反対しています。
例えば、現在の不動産取引は不動産企業が個人と個人もしくは、個人と企業の間に入り取引を行いますが、ブロックチェーンを利用すれば個人間での取引が可能となります。
こうなると、不動産企業の役割は必要なくなってしまい商売ができなくなってしまうため、ブロックチェーンの導入に反対しているのです。
理解の難しさ
上記でブロックチェーン技術に関して説明しましたが、とても難しいですよね?
上記ではとても簡単に説明しましたが、実際利用しようとなるとこれ以上に理解を深める必要があります。
実際企業の上層部がブロックチェーンの導入を進めようとしている企業は多くあります。しかし、下層部までブロックチェーンの技術や特色を伝えることが難しく、理解している人の間でも理解にムラがあり実際の導入の障壁となってしまっています。
プライベートブロックチェーン
ブロックチェーンは金融取引や不動産取引などの業務を全てまかなえるほどの技術です。しかし、上記で説明した通り様々な問題によりブロックチェーンの実装が進んでいない状態です。
そこで、近年導入され始めているのがプライベートブロックチェーンです。プライベートブロックチェーンとは
- 閉じた空間の中の出入りを管理する人はいるが、その空間の中に入ってしまえば中央集権が存在せず、皆が平等な空間
- プライベートに公開されているブロックチェーン
プライベートブロックチェーンの実装例:調剤薬局改革
調剤薬局は実は様々な課題を抱えているのです。
調剤薬局は
- 薬の種類が大量にあるかつ、薬にも賞味期限があるため管理が大変
- 近年ジェネリックが頻繁に利用され始めより管理が大変になった
- 多くの調剤薬局はチェーン店でなく個人経営のため調剤薬局同士の連携が取れていない
といった課題を抱えており、薬の在庫の過不足を調剤薬局同士が共有できていない状態でした。
そこで北海道のある地域で調剤薬局がプライベートブロックチェーンを実装し薬の在庫状況を共有し、過不足を共有することにより今まで以上に効率的な処方を行いながら薬の廃棄を最小限に抑えることができました。
ブロックチェーンの可能性
北海道の調剤薬局でのプライベートブロックチェーン実装の他にも、プライベートブロックチェーンは様々な実装の可能性があります。
例えば、トークンエコノミーです。
トークンエコノミーとは、
コミュニティ内のみで通用する価値を持った通貨のこと
です。通常、トークンエコノミーは金儲けを目的としておらず、努力を報酬化する方法などとしているようされます。
例えば、A県限定のトークンを作成した場合、そのトークンはA県内のみで利用できます。A県のトークンはマイ箸を利用し、割り箸を利用しないなどエコに貢献したら1トークン付与されるなど非営利目的で利用されます。
まとめ
ブロックチェーンとは
- 情報をブロックにしまい、チェーン状に並べたもの
- 自律分散型
- みんなせ情報を持ち合い管理し合うため改ざんができない
ものです。
改ざんができないという特徴を生かし、金融取引や不動産取引など様々な可能性をブロックチェーンは秘めていますが、
- 法律
- 既徳権の侵害
- 理解の難しさ
が理由で広く復旧していないのが現状です。
そこで、現在はプライベートブロックチェーンがブロックチェーン社会実装の第一歩として広まっています。
プライベートブロックチェーンとは
- 閉じた空間の中の出入りを管理する人はいるが、その空間の中に入ってしまえば中央集権が存在せず、皆が平等な空間
- プライベートに公開されているブロックチェーン
のことで、小規模コミュニティ内の革命が期待されており、今後ますます実装例が増えることは確実でしょう。
このブロックチェーンの特徴と可能性をきちんと理解し、今後の技術発展や事業発展を見据えていきましょう。