暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではチェックポイントについてわかりやすく解説していきます。
はじめに
みなさん、こんにちは。今日はチェックポイントについて一緒に勉強していきたいと思います。
突然ですがみなさんはこのチェックポイントという言葉をどこかで見たり、聞いたりしたことはあるでしょうか?チェックポイントとはビットコインの公式クライアントにハードコードされたある時点のブロックのハッシュ値です。
この記事ではこのチェックポイントについて解説しています。チェックポイントの基本情報から分かりやすく解説しています。ぜひトレードの参考にしてみてくださいね。それでは今日も一緒に知識を深めていきましょう!
チェックポイントとは
チェックポイントとは、ビットコインの公式クライアントにハードコードされたある時点のブロックのハッシュ値です。
クライアントはチェックポイントまでの全てのトランザクションを有効で不可逆なものとして受け入れることが可能になっています。しかしクライアントはチェックポイント以前のブロックチェーンを無条件に正しいものと認識するため、チェックポイント以前のブロックチェーン分岐が不可能となっています。
加えて悪意のあるハッカーからの過去のブロックチェーンへの攻撃対策として使われることもあるので覚えておきましょう。
チェックポイントの仕組み
上記でも述べたように、クライアント自身は設定したチェックポイントよりも以前に実行されていた取引の記録であるブロックチェーンを無条件に正しいものと認識することになっています。しかし一方で、チェックポイント以前に記録されたブロックチェーンを分岐させることは不可能となっているのです。
たとえば、悪意のあるハッカーがチェックポイント以前の過去のブロックチェーンを書き換えようとしても拒否され、勝手に書き換えることができないという状況が生まれます。これはチェックポイント以前に記録された取引として記憶されるため、ハッカーの不正を防止することが可能になっているのです。
暗号資産には中央組織や管理者が存在することなく、不正の取り締まりや監視を行う機関がない世界であるため、不正な取引を入り込ませず、正当な取引を継続させていくための1つのツールがこのチェックポイントとなっています。
ビットコインの採掘速度についてネットワーク上の過半数を占有すると、不正取引ができてしまうことが問題となっていますが51%攻撃対策としてもチェックポイントが使用される事例も少なくありません。
最後に
本記事では暗号資産におけるチェックポイントの概要と仕組みについてご紹介してきました。
冒頭でも述べた様にチェックポイントとは、ビットコインの公式クライアントにハードコードされたある時点のブロックのハッシュ値です。
クライアントはチェックポイントまでの全てのトランザクションを有効で不可逆なものとして受け入れることが可能になっています。しかしクライアントはチェックポイント以前のブロックチェーンを無条件に正しいものと認識するため、チェックポイント以前のブロックチェーン分岐が不可能になるという仕組みを持っています。
チェック・ポイントのリサーチ担当VPを務めるマヤ・ホロウィッツ氏も暗号資産の防犯対策についてこのように述べています。
サイバー犯罪者は2021年、世の中の変化に合わせてその攻撃戦略を変えました。ワクチン接種の義務化・選挙・ハイブリッド型勤務への移行を悪用したり、企業・組織のネットワークやサプライチェーンを標的にしたりすることで、社会全体を大混乱に陥れることに成功しています。今後もサイバー攻撃の高度化・大規模化が進み、記録的な進化が続くため、ランサムウェア攻撃やモバイルデバイスへの攻撃が大幅に増加することが予測されます。企業・組織はリスクを認識し、通常の業務を中断することなく非常に高度な攻撃を阻止するための適切なソリューションを導入しておく必要があります。こうした攻撃に先手を打つために、企業や組織は予め対策を用意し、常に攻撃対象領域の保護や監視を行う必要があります。対応が遅れると高度な標的型攻撃の犠牲者となるリスクが生じます。
暗号資産も今となってはテレビで広告が流れるほど有名なものとなりました。しかしセキュリティー面でいえばまだ心配な部分がいくつかあります。
本記事でも紹介したハッカーからの攻撃を防ぐためにも、しっかりとできる対策は自分自身でおこなっていきましょう!それでは今日の記事はここまでです。お疲れ様でした。