ビットコイン:半減期直前に暴落

Crypto News ファイル
Pocket

捜査file.24

潜入捜査官 Crypto Dogだ🧥🕶

今回は、今週のおすすめ記事について捜査していきます!

ビットコイン:半減期直前に暴落

暗号通貨は、今朝方の1時間ほどで10%ほど急落しています。序盤では1万ドルほどは回復したものの、2億ドルほどが一気に暴落しました。しかし現時点では8,700ドル付近で推移しています。

マイナーに対する報酬が半減する半減期まで2日を切る中でのビットコイン急落ですが

  • 1万ドルの壁
  • クジラ(大口投資家)の動き
  • 半減期前のボラティリティ(変動幅の大きさ)

という少なくとも上記の3つが今回の暴落の要因だと考えられています。

ビットコイン:3度目の半減期を迎えることに

ビットコインは協定世界時間の5月11日19時23分に63万ブロックに達し、プログラムされていた半減期を迎えました。ビットコインの11年の歴史の中でまた1つ、新たな歴史を刻んだことになります。

1ブロックあたりの報酬が半減したことで、6.25ビットコインとなった新しいマイニングサイクルの最初のブロックは、中国に拠点を置くアントプールがマイニングを行いました。アントプールは世界4位の演算能力を持っている企業です。

ビットコインを生み出した匿名の開発者サトシ・ナカモトは、時間の経過とともにビットコインの供給量を抑えるために、21万ブロックごとにマイニング報酬を半分にするようプログラムを実行しています。

さらにマイニング報酬は、ネットワークの安全性確保に演算能力を使って貢献する人々への経済的インセンティブであり、取引を処理するための経済的インセンティブになっているということです。

ビットコイン:半減期の実行ブロック到達が大幅短縮か

ビットコイン半減期の実行ブロック到達が大幅に短縮するだろうという声が多く挙がっています。半減期を目の前に、ビットコインマイナーがハッシュパワーを急速に高めています。

5月12日、暗号通貨ビットコインは4年に一度のブロック報酬の半減期を迎える予定となっています。実行ブロック到達は、日本時間12日の6時〜8時の予想となっていましたが、ビットコインハッシュレート急上昇を背景に、早ければ2時台にも到達する可能性が見えてきています。

11日20時現在のハッシュレートは、144.28 EH/sの前日比で21%高くなっており、過去最高値を更新しました。半減期を目前にビットコインマイナーのハッシュパワーは急上昇している状態です。

Blockchain.comのデータによると過去24時間に採掘されたブロックは181ブロックと平均の144ブロックを大幅に超過したということです。

このまま高いハッシュレートと平均ブロック生成時間が維持された場合、実行ブロックの630,000ブロックに到達するのは、12日未明の2時37分と予想されており、4年に1度の記念ブロックを争う競争が激化すれば、更に縮まる可能性もあるでしょう。

ヘッジファンド:ビットコイン市場に参入

チューダーインベストメントが管理するジョーンズ氏のチューダーBVIグローバルファンドは、ビットコイン先物を最大「1桁台前半のパーセンテージ」で保有する可能性があることが明らかになりました。

5月7日、投資家に送られた文書で最近明らかになったとブルームバーグ・ニュースが伝えています。チューダーインベストメントは38億ドルを管理しており、そのうち22億ドルは主力のBVIファンドが占めています。

BVIグローバルファンドがビットコイン先物を買い始めたのか、どの種類か、どの取引所を使うのか、ビットコインそのものも取引する予定かなどは、文書からはわかっていません。

さらにCoinDeskはチューダーの広報担当者にコメントを求めているものの、まだ回答は来ていません。

ジョーンズ氏は著名なヘッジファンドマネージャーであり、1980年に25歳でチューダーインベストメントを設立しました。1987年の株価暴落とその数年後、市場崩壊直前に日本株を売り抜けたことで名を成し、大きな利益を獲得しています。

以来、同氏はヘッジファンド界において長老的存在となり、慈善活動団体「ロビン・フッド財団」には金融界の大物や著名人が役員として名を連ねています。

ビットコイン:マイナーへの報酬が半減

暗号通貨ビットコインは第3回目の半減期を迎え、ブロック作成をするマイナーへの報酬が12.5BTCから6.25BTCに半減したことを明らかにしました。マイナーへの報酬が12.5BTCである最後のブロックに以下のようなメッセージが込められており、ビットコインの最初のブロックに入っていたメッセージを想起させるものであるとして話題を呼んでいます。

「2020年4月9日付のニューヨークタイムズ 2.3兆ドルの注入でFRBの計画は2008年の救済をはるかに上回った。」

ビットコインの最初のブロックに『英銀行に資金援助』という2009年1月のTIMES紙の見出しが埋め込まれていました。金融危機が発生したばかりの当時に生まれたビットコインの時代背景を表しています。

あれから10年以上がたち、今度は2008年の金融危機を上回る新型コロナ危機が発生する中、ビットコインは3回目の半減期を迎えました。