インド:インド準備銀行に対して違憲判決

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潜入捜査官 Crypto Dogだ🧥🕶

今回は、今週のおすすめ記事について捜査していきます!

インド:8に対して違憲判決

3月4日、インド最高裁はインドの中央銀行であるインド準備銀行が2018年4月に暗号通貨取引を禁止したことについて、違憲判決を下しました。これについてはブルームバーグなどが伝えています。

インド最高裁の3人の判事は暗号通貨取引所・スタートアップ・産業界の訴えを認め、違憲判決を下したとされていますが、判決の内容は明らかになっていません。

RBIは2018年、インドの銀行と金融機関に対して暗号通貨に関わる一切のサービスを禁止する通達を出しています。しかし最高裁がこの通達をひっくり返したことにより、インドだけでなく世界の金融当局は監督のあり方を問われることとなりました。

バイエルン州立銀行:ビットコイン価格の2020年春予測を公表

ドイツで8番目に大きいバイエルン州立銀行は、9月に発表した調査報告で、ビットコイン価格が2020年春に9万ドルに達するという予測を公表しました。現在ビットコインは8,000ドル前後で取引されているものの、同銀行の主張に基づくと、今後半年余りで10倍以上に上がることになるという。

バイエルン州立銀行はレポートの中で、ビットコインが「限られた量しか採掘できない」点で金と共通していると主張しています。金の適正価格を算出するために用いられる「ストック・フロー比率」をビットコインに当てはめることで、現在の流通量と今後発行される採掘量から適正価格を算出しました。

レポートは金の価格が上昇したとしても、価格押し下げ圧力につながる生産の大幅増加が起きないようにする必要があると明らかにし、ビットコインも価格が上昇してもストックが増えない点を強調しています。また、金のストック・フロー比率が現在のレベルに上昇するまで数千年を要したのに対し、暗号通貨ははるかに速いスピードでストック・フロー比率が上昇すると説明しています。2020年5月には金の比率に匹敵する値に達し、その後は金よりも価値を持つ存在になると結論ました。

ドイツ連邦金融監督庁:ビットコイン取引可能なATMのクロスボーダー取引に停止命令

3月4日、ドイツ連邦金融監督庁はベルリンの企業KKT UGに対し、ビットコイン取引が可能なATMにおけるクロスボーダー取引を即時停止するように命令を出したと発表しました。ドイツ銀行法(KWG)に基づくBaFinライセンスを取得しないまま自己勘定取引を行っており違法としています。

2020年1月まで、ドイツでは暗号通貨ATMの法的位置付けは不明瞭となっていました。2019年9月25日、暗号通貨取引所ビットコイン24裁判において、ベルリン控訴裁判所はビットコイン商取引を当局の明示的な許可なく行っても罰せられないとの判決を下しています。しかし、ビットコインおよび他暗号通貨が法的地位を備える以前に、BaFinが一般的な慣行に沿って規制することは違法とされていました。

そして2020年1月1日、ドイツ政府は新たなマネーロンダリング防止規則を施行しました。2021年以降、取引所・カストディアン・ウォレット事業などの暗号通貨関連ビジネスを展開するには、BaFinライセンスの取得が必須になルことが決定しています。

該当する企業は、2020年6月までに申請書類を提出する必要があり、さらに2月までに申請する意向を示す必要があったということです。

グリーニッジ・ジェネレーション:マイニング設備設置の終了を発表

天然ガス発電所のグリーニッジ・ジェネレーションは、施設内へのマイニング設備の設置を無事終えたと発表しました。7,000台近くのマイニング機器と敷地内で生み出された電力を使用して、1日に平均5.5ビットコインをマイニングすることが可能となりました。

グリーニッジは自社の「ビハインド・ザ・メーター」電力を使うことを明らかにしています。すなわち、自社で使うために発電した電力で生産原価しかかからないというメリットが生まれることになります。グリーニッジのブロックチェーン戦略担当ディレクターであるケビン・チャン氏は「この取り組みは潜在投資家にビットコインとエネルギー市場の双方へのユニークな投資機会を提供する。」と声明で述べました。

このマイニング設備は6,500万ドル規模の同発電所の大規模改修の一環として設置されました。改修では石炭発電から天然ガス発電への移行、マイニング機器への電力供給に必要なインフラ整備が行われています。

現在、マイニング設備はグリーニッジの発電能力106メガワットのうち14メガワットを消費しています。これは平均的なアメリカ家庭1万1,000軒以上を十分に賄うことができる電力に相当します。

ビットコイン:大きく値上がりの一方、世界の株価や米国債は低迷

従来からの金融商品市場で強力な売りが続く中、ビットコインは堅い値上がりを見せています。この状況は、時価総額でトップの仮想通貨であるビットコインが株式や国債の利回りと並んで劇的に値下がりした2月最終週とは対照的となっています。

ビットコインは、2020年3月5日のアジアでの取引時間中に8,800ドル付近を記録し、同日中に9,150ドル超えまで値上がりしました。それ以来、ビットコイン価格は9,000ドルを優に超えた価格をおおむね維持しています。

CoinDeskのビットコイン・プライス・インデックスによれば、当記事執筆時点ではビットコインは9,100ドルで取引されており、3月6日1時での心理的な支持線である9,000ドルへの一時的な値下がりを守って、24時間で2%の値上がりを見せているということです。

ビットコインが強気な値動きをする一方、従来からの金融商品市場はリスク回避的な取引を見せていることも事実です。株価は下落し、ゴールドや国債への需要の高まりが利回りを減少させています。