楽天グループ:Rakuten NFTに「ご当地NFT」セクションを新設

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9月16日、楽天グループ株式会社は運営するNFTマーケットプレイスRakuten NFTに地方自治体などがNFTを販売する「ご当地NFT」セクションを新設したと発表しました。

今回発表されたご当地NFTは、都道府県や市区町村などの自治体および関係団体が地元出身アーティストの作品やご当地キャラクターの動画・画像など地域にゆかりのあるNFTコンテンツを販売する場となるでしょう。

またこの発表を受けて第1弾コンテンツは京都市の広報キャラクター京乃つかさのNFTであることも明らかになっています。

京乃つかさは、2021年3月に登場した京都市の広報紙市民しんぶんのキャラクターです。同紙PRだけでなく、市の各事業全般で活用されており、ふるさと納税のポスターなどにも採用されています。

このNFTは17日から18日にかけてバーチャル開催される「京都国際マンガ・アニメフェア2022(京まふ2022)」で販売される予定で、イベント会場のメタバース京都館PLUS X内のメインステージモニターから販売サイトにアクセスすることで購入が可能となります。

価格は11,111円で枚数は限定111枚となっており、決済には日本円の他、クレジットカードや楽天ポイントが使用できるということです。また今回の価格と枚数は京まふが今回11回目を迎えることにちなんで設定されたと京都市は説明しました。

このNFTアートは京都精華大学を卒業したクリエイターの南岡明花音氏が「新しい京都・新しい京まふ」をイメージして作成したもので、アート自体は「京まふ2022」のメインビジュアルにもなっています。

京都館PLUS Xは東京の京都館が閉館後にオープンしたメタバースで、京都の魅力を発信し、同時に渋谷に住む人と京都市に住む人が交流できる場として提供されています。本メタバースへのアクセスはPCとスマートフォンから可能です。

ご当地NFTは今後拡張されていく見通しで、楽天は出品自治体数や出品数は順次増加していくとの旨も明らかにしています。将来的には自治体が販売するNFTコンテンツを楽天ふるさと納税の返礼品として活用できる仕組みも導入する計画だということです。

イーサリアム決済にも対応

Rakuten NFTはスポーツや、音楽・アニメなど様々な分野のNFTを、ユーザーが購入したり、個人間で売買したりすることができるマーケットプレイスとして誕生しました。

2022年2月にローンチが行われ、サービス開始以降、主に日本発のNFTコレクションを精力的に取り扱っていることで知られています。

14日には2022年秋からイーサリアムでの決済に対応することを発表しており、対応直後は1次流通NFTのみ購入可能となるものの、将来的には2次流通での支払いや代金の受け取りでも利用可能になる予定です。