暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではmBTCについてわかりやすく解説していきます。
はじめに
皆さん、こんにちは!
今日はビットコインを扱っていれば誰もが目にするmBTCですが、ビットコインには他にも複数の表記があることから何が何を表しているのか分かりにくいですよね?今回はそんな悩みを解決するためにもmBTCについて詳しく解説していきます!
それでは今日も一緒に暗号資産について知識を深めていきましょう。
mBTCとは
まずはmBTCの呼び方ですが、ミリビットコインと呼ぶことを覚えておいて下さい。
1ドル=110円20銭などと為替相場の世界では表示されているように、「銭」という単位通貨は現在は存在しなくても今なお単位としては使用されていますよね。ビットコインにおけるmBTCは「円」に対する「銭」のような補助単位の1つとなっているのです。
またmBTCはBTCの1,000分の1に相当します。つまり1BTC = 1,000mBTCとなります。
mBTCよりも小さい単位
続いてmBTCよりも小さい単位をいくつか紹介していきます!
- μBTC
- satoshi
それではそれぞれ見ていきましょう!
μBTC
mBTCよりも小さな単位としてμBTCという名称のものがあります。読み方は「マイクロビットコイン」であり、こちらはBTCの100万分の1に相当する単位です。つまり1BTC = 1,000,000μBTCということになります。
ここで気をつけたいのは基本の単位であるBTCを「ビット」と呼んでいる人が意外と多く存在するという点です。正式にそう呼ぶのはこのμBTCのほうであり、誤解や混同には気をつけていきましょう。
satoshi
μBTCの次に小さい単位となるのがこのsatoshiという単位です。ビットコインはサトシ・ナカモトという人物が生みの親と言われていることに因んで、その最小単位がこうしたネーミングになっています。
1satoshiは0.00000001BTCと非常に小さい単位です。satoshiと比較するとmBTCのほうが日本国内においては多く使われています。これは1satoshiが約0.01円であるのに比べて、1mBTCは約1,000円と日本円で扱いやすい単位だからというのが理由です。またQUOINEXの最低取引金額である0.01BTCをmBTCに換算すると10mBTCで、日本円で約10,000円になります。
ちなみにですが5,460Satoshi以下には他にはない特別な呼び名がつけられています。それは「dust」です。これを直訳すると「ゴミ・ほこり」という意味になり、「小さすぎる単位」を示しています。
小さな単位が存在する理由
ビットコインにこうした小さな単位が設けられているのは、その発行量に上限が定められていることと大きく関係しています。ビットコインは円やドルといった法定通貨とは違い、2,100万BTCまでしか発行できないルールが定められているのです。
一般的にはこの発行量が増加すれば増加するほどに通貨の価値は低下しますが、相対的に物価は上昇することとなります。極端な例を挙げるとすれば、今までは100円で購入できる商品だったのにも関わらず、円の価値が10分の1になることで1,000円になってしまうようなことも起こり得るのです。
現に南アメリカにあるベネズエラという国では2018年3月時点で年率44万%超という信じがたい物価上昇が発生し、多くの混乱を招くこととなりました。ただし、この事例では発行量以外の要因も深く関わっています。このように発行量の拡大に伴って価値が低下する傾向があるものをインフレ通貨と呼ぶことも覚えておいて下さいね。
最後に
本記事ではmBTCとその他にもよく目にするビットコインの単位について解説してきました。
暗号資産は価格が変動しやすいため、現在の相場で自分が取引している金額がいくらになっているのかを常に把握する必要があります。より直感的に把握するためにも、こうした補助単位を活用していくことが今後の暗号資産取り引きの視野拡大につながるでしょう。
それではまた次の記事でお会いしましょう!