暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではボラティリティーについてわかりやすく解説していきます。
目次
はじめに
FXや株・暗号資産などのネット上金融取引をしている人は近年増加傾向にあり、主婦や学生でも大金を稼いでいる人は少なくありません。しかし全ての人が稼げるわけではないのが盲点です。中には損をしてしまう人もいるため、暗号資産取引はしっかりとリスクマネジメントを行う必要があります。
そんな暗号資産取引を行う上で重要となっているボラティリティーについて今回はご紹介したいと思います。
暗号資産で損をしないように基礎からしっかり勉強していきましょう!
ボラリティリティーとは
暗号資産におけるボラティリティーとは一般的に暗号資産対法定通貨市場における価格変動を意味しています。
ボラティリティーは流動性とも大きく関係しており、流動性が低いとボラティリティーが高くなる傾向にあります。その反面、流動性が高くなればなるほどボラティリティーが低下するのです。ボラティリティが高いと日常の支払いや送金を行なった際に、受け取り先が予想よりも多く受け取ってしまったり、商品の値段に不足したりする可能性があります。
現在はこの変動リスクをとることで価格を保証してくれるような仲介事業者が存在するため、問題は解決されていますが、高額の資産が常にボラティリティーリスクに晒されている状況はいいものではありません。したがって流動性を高め、ボラティリティーを抑えることが、暗号資産の普及には欠かせないと言えます。
ボラティリティーの高さについて
上記でも述べたように、ボラティリティーは高く変動したり、低く変動したりと動きがあります。
ボラティリティが高いという事は価格の変動率が高くなっていることを意味しているため、上手に取引を行えれば大きく利益を獲得することが可能になります。しかしボラティリティが低い場合には、価格の変動率が低くなっているため、損失もあまり生まれないという長所も持っていますが、利益も生み出しにくくなってしまうという短所も存在するのです。
大きな利益を短期的に上げるためにはボラティリティーが高い暗号資産を選ぶという手段もありますが、当然ながら取引にはリスクが伴います。
ボラリティリティーが高くなるのはいつ?
暗号資産のボラティリティーが高くなるタイミングはいくつかあります。今回は以下のケースを紹介していきます。
- 取引所で新しく取り扱われた時
- プレリリースが行われた時
- 政治経済へ大きな動きがあった場合
それでは1つひとつ見ていきましょう。
取引所で新しく取り扱われた時
1つ目は大手取引所で新しく暗号資産が取り扱われた時にその暗号資産のボラティリティーが高くなる傾向が確認されています。
たとえ、対象の暗号資産について何かしらのニュースがなかったとしても、取引所が取り扱い開始直後からボラティリティは大きくなることが多く、そのタイミングで取引を行う人も少なくありません。
プレリリースが行われた時
2つ目は暗号資産についてのプレスリリースが行われた時です。この場合には高確率でボラティリティが大きくなるため覚えておきましょう。
例えば大企業が暗号資産取り扱いを始めるといった発表や暗号資産に対して国が何かしらの対策や制度を発表した場合などにも大きくなる傾向があると確認されています。
政治経済へ大きな動きがあった場合
最後は政治や経済に大きな動きがあった場合も暗号資産のボラティリティーが高くなる可能性があります。
特に先進国における重要人物や国の政策に関わる大物がした発言はボラティリティーが高まるきっかけになるため、注意しておかなければなりません。
最後に
本記事ではボラティリティーについて解説してきました。
最近では魅力的な暗号資産が多く登場してきています。
今後の普及などに伴って価格変動が起こることは十分あり得る話になってきており、ボラティリティーも高い状態が続く可能性も低くはありません。
しかし、魅力的な一方でリスクもあることをしっかり頭に入れておきましょう。また自分に合ったルール作りをしておかなければ、大きな損害を受けてしまう可能性も十分に考えられます。近年では詐欺などの犯罪も増加傾向にあるため、十分に情報を集めたり、経験を積んだりしていくことが大切です。
暗号資産に慣れるまでは少額取引を行い、始めから一獲千金を狙って多額の資金をつぎ込まないようにすることでリスクを減らし、気持ちの余裕を持って取引を行っていきましょう。