バイナンスのCZ氏、CEOを退任 マネーロンダリング法違反認める

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大手暗号資産取引所BinanceのChangpeng Zhao氏(以下、CZ氏)は22日、同社のCEOを退任したことを発表した。

理由は、同社が米国のマネーロンダリング防止規定に違反した罪を認めており、CZ氏は責任を取る形での退任を決定したのだという。Binanceは今後、総額43億ドルの罰金を支払うことに同意するとしている。

 

CZ氏は今回の退任について「これがコミュニティにとっても、バイナンスにとっても、そして私自身にとっても最善なのです。」とコメント。

今後については「この6年半(本当の意味での)休みが1日もなかったため、まずは一休みしたい。」「その後は、ブロックチェーン、Web3、DeFi、AI、バイオテクノロジーなどの分野のスタートアップの株主として、パッシブ投資をしようと考えている。DeFiに目を向ける時間がようやく増えそうで嬉しい。」とした。新たなCEOにはバイナンス・シンガポールのCEOであるリチャード・テン氏が迎えられるという。

CZ氏退任の影響は、暗号資産市場全体にまで及んでいる。特に、BinanceのネイティブトークンであるBNBは11.3%の大幅な下落を見せた。ビットコインも3.17%下落し、1BTC=36,329ドルに落ち込んでいる。