暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではオーファンブロックについてわかりやすく解説していきます。
はじめに
みなさん、こんにちは。今日はオーファンブロックについて一緒に勉強していきたいと思います。
突然ですがみなさんはこのオーファンブロックという言葉をどこかで見たり、聞いたりしたことはあるでしょうか?オーファンブロックとは複数のマイナーが同時に生成したブロックのうち、ネットワーク自体の遅延のためにブロックチェーンネットワークに受け入れられないブロックのことを指します。
この記事ではこのオーファンブロックについて解説しています。チェックポイントの基本情報から分かりやすく解説しています。ぜひトレードの参考にしてみてくださいね。それでは今日も一緒に知識を深めていきましょう!
オーファンブロックとは
上記でも触れたようにオーファンブロックとは複数のマイナーが同時に生成したブロックのうち、ネットワーク自体の遅延のためにブロックチェーンネットワークに受け入れられないブロックのことを指します。
ブロックが受け入れられなかった場合、長い方のブロックが正当とされるため孤立してしまったブロックに入っている取引は成立しなかったものとみなされてしまいます。
暗号資産の取引は世界中に存在する採掘者が膨大な計算作業によって不正がないかを検証し、承認された後に記録されていく仕組みです。この記録つまりブロックが鎖のようにつながり伸びていくイメージからブロックチェーンと言われていることはみなさんがご存知の通りです。
よって長い方が正当であるとされ、この認識が行われたブロックチェーンはメインブロックチェーンと呼ばれます。対して短い方のブロックはオーファンブロック、または孤独ブロックと呼ばれることもあるので覚えておきましょう。
オーファンブロックが生成されるケース
次にこのオーファンブロックが生成されてしまうケースを2つご紹介していきたいと思います。
- 同時にブロック生成されるケース
- 親ブロックの1つ前が見つからない場合
同時にブロック生成されるケース
ブロックに含まれていたトランザクションは未検証のトランザクションを一時的に保管するトランザクションプールに戻され、再びマイニングの対象となります。そしてトランザクションプールから新しくブロックが作成される際に取り出され、再びメインチェーンに繋がれることとなるため、一時的にオーファンブロックが生成されるのです。
しかし、同時に作られた2つのブロックに含まれるトランザクションはほとんど同じものが多いとされています。そのためごくわずかなトランザクションだけを計算すれば良いので、それほどブロックチェーンへの再結束の際に手間がかかるわけではありません。
親ブロックの1つ前が見つからない場合
マイニングを行うノードをマイナーと呼びます。マイナーはブロックを受け取った場合に、接続する1つ前のブロックを探します。しかし1つ前のブロックが見つからないことがあった場合、オーファンブロックプールという場所にブロックを一時保管するためこのブロックが生成されるのです。
この状況は例えば、ノードが親ブロックよりも子ブロックを先に見つけてしまった場合に起こります。この後、親となるブロックが見つかった場合にはブロックチェーンに再度接続されることになります。
最後に
本記事ではオーファンブロックの概要となぜこのブロックが生成されるのかについて解説してきました。いかがでしたか?
冒頭でも述べた様にオーファンブロックとは複数のマイナーが同時に生成したブロックのうち、ネットワーク自体の遅延のためにブロックチェーンネットワークに受け入れられないブロックのことを指します。
オーファンブロックに取引が入ってしまったらその取引に利用したビットコインや暗号資産は無くなってしまうのかと言われますが、実際にはそんなことはありません。
正当な取引であれば最長のブロックチェーンである正当なブロックチェーンに再度組み込まれることのなるので安心してください。従ってオーファンブロックは不正なものだとして破棄されたとしてもその中の取引が正当なものであればいつかしっかりと承認されるので問題はないということも覚えておきましょう。
それでは今日の記事はここまでです。みなさん、お疲れ様でした!