捜査file.30
潜入捜査官 Crypto Dogだ🧥🕶
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目次
NASDAQ:史上最高値で取引を終了
米NY株式市場のNASDAQは前週末比461ドル高の2万7,572ドルの史上最高値で取引を終了しました。
米国でコロナが蔓延して以降戦後最悪を記録していた「米雇用統計」の大幅改善で失業率が低下し、景気回復スピードが早まるとの期待が高まっています。これについては、経済の先行きに対する楽観的な見方が機関投資家のリスク選好を高めているとの指摘がされています。
個別銘柄では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い小売り店が厳しい状況に陥る反面で、ネット通販需要の急拡大し、Amazonがコロナショック前の高値を大幅に更新しました。ビデオ会議サービスのZoom Video Communicationsなどが急進する中、「リモートワーク」関連企業が注目を浴びています。
ビットコイン:投資信託需要が過去最大規模大に
8日、ビットコインは前日比+0.33%の値に達しました。7日夜にかけて下落圧力が強まり、一時9,350ドルまで値を下げたものの、9,800ドルまで反騰しました。
そんな中、半減期後に2度の難易度調整を終えたマイニング事情に変化が見られています。Glassnodeのデータではマイニングの平均採掘速度の2倍となる「時間あたり12個のブロック」が3回に渡って確認されました。
平均ブロック生成時間では、2014年6月以来の高水準で、難易度のリターゲティング基準「10分」と比較して、極めて早いスピードでビットコインのブロックが生成されている状態です。
難易度調整を前回比-9.29%の大幅易化で終え、半減期前水準からは-15%まで下落したことで一定の余裕が生まれたようです。一過性のものでないか今後の推移を見る必要があるものの、7日にはハッシュレートが過去最高値に迫る勢いまで一時上昇しています。
ビットコイン:暗号通貨取引所から資金流出
3月12日のコロナショック以降、暗号通貨取引所からの資金流出が相次いでおり、過去1年間で最も低い水準に達しました。
特にブラック・サーズデー以降はより顕著で、32万BTC以上が減少しています。
3月12日のNYダウは、前日比2,352ドル安を記録し、コロナショックが発動されました。1987年のブラックマンデー以来の下げ幅となりました。 これに伴い、ビットコイン市場も歴史的な大幅下落を引き起こしています。
この日、最大手デリバティブ取引所のBitMEXでDDoS攻撃によるサーバーダウンが発生してサービス中断を引き起こし、ユーザーに大きな不利益をもたらしたことによって、BitMEXからの資金流出が大幅に増加しました。
FOMC:ゼロ付近の政策金利を維持すると発表
米連邦公開市場委員会(FOMC)は、政策金利の誘導レンジを0-0.25%で据え置くことを決定しました。 2022年までゼロ付近の政策金利を維持するとの見通しを示しています。
FOMCは米国の金融政策を決定する会合で、政策金利とは米国の銀行が連邦中央銀行に預けている無利息の準備預金を意味しています。
パウエル議長は中期的に「重大なリスク」に直面しているとの認識を示し、2020年の国内総生産(GDP)を6.5%縮小、失業率は2020年末までに9.3%に達すると明らかにしました。
これに伴い新型コロナウイルス感染拡大からの景気回復支援のため、「金融当局としてあらゆる手段を講じる」と明言しており、追加支援の必要性を含有させました。
BTSE:ビットコインで取引する金の先物をローンチ
暗号通貨取引所BTSEは10日、ビットコインで取引する金の先物をローンチすることを発表しました。
公式発表によれば取引はすぐに開始される予定となっており、この先物はBTCに対するゴールド1トロイオンス(約31グラム)の価格の騰落を予想して取引を行うことになっています。金の価格の指標には、テザーゴールド(XAU₮)を活用するということです。
BTSEは自社を、BTC建てのゴールドの先物をローンチする世界初の取引所だと主張しています。
新型コロナウイルス感染拡大が世界経済に影響を与える中、BTSEは法定通貨ではなく、取引にBTCを選びました。現在の状況下で、価値の保存手段としてBTCの需要が高まっていることがその理由にあります。同じく景気後退やインフレ時のヘッジ手段として用いられる金と合わせ、「健全なお金である2つの資産を組み合わせた。」と述べています。