暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではSPVについてわかりやすく解説していきます。
はじめに
みなさん、こんにちは。今日も一緒に暗号資産について一緒に勉強していきましょう!
さっそくですが、今回みなさんと勉強するのはSPVについてです。このSPVとはSimplifie Payment Verificationの略で、容量が軽いノードのことを意味しています。
本記事ではこのSPVについて詳しく解説していきます!
SPVとは
上記でも触れたように、SPVとはSimplifie Payment Verificationの略で容量が軽いノードのことです。軽量ノードや簡易ノードとも呼ばれており、容量の大きいフルノードと区別してこう呼ばれることが多いです。
暗号資産の代表的存在と言えばビットコインですよね。ビットコインはP2Pネットワークで管理されていることを知っていますか?このP2Pネットワークは複数の種類のノードから成立し分散化されています。それぞれのノードは平等な関係としてつながっており、役割を分担しているのです。
それに対してSPVはブロックのヘッダーのみをダウンロードしてトランザクション検証の作業を行う仕組みになっています。SPVにおいてはzダウンロード作業下で必要とする容量はフルノードの約1/1,000程度と言われており、短時間で検証作業を終えることが可能になるのです。つまり稼働容量はフルノードと比べて大幅に軽量化されることを意味しています。
SPVの仕組み
概要の部分で述べたように、SPVは数十MB程度のデータをダウンロードするだけですぐに使うことが可能になっています。この例として挙げられるのはスマートフォンなどで使えるウォレットなどですね。
一方で先ほど登場したフルノードとは違うため、SPVノードでは取引データが含まれることはありません。これは過去の取引データの内容まではSPVノードでは確認できないためです。これを確認する場合にはビットコインネットワーク上のフルノードデータが必要となります。
つまり、フルノードとSPVノードの取引検証方法には大きな違いがあるということになるのです。
SPVの種類
SPVには代表的なハッシュとしてマークルルートというアルゴリズムが存在しています。このマークルルートとはデータ構造を意味していますが、ブロック内に含まれるトランザクションの代表値を計算することで、その値だけをブロック内に書き込みます。その結果、データ量を減らることを実現した画期的な方法となっています。
ルートとは木という意味を持っており、どこか下位のトランザクションを不正に書き換えが発生するとその影響がツリー構造の上まで連鎖しないように危険性を回避してくれるのです。ブロックにはマークルルートだけを格納し、ブロックデータ自体は非常に軽量になるように設計されていますよ。
SPVウォレットとは?
最後にSPVに登場したSPVウォレットについて紹介していきたいと思います。
ウォレットにはソフトウェアウォレットとハードウェアウォレットがあることを知っていますか?ソフトウェアウォレットとは端末にウォレットアプリとしてソフトウェアをインストールする仕組みを採用したものです。一方ハードウェアウォレットはデバイス型のウォレットとなっています。
ソフトウェアウォレットには、フルノードとSPVクライアントタイプが存在しており、前者の代表的な公式クライアントにはビットコイン・コアがあります。これは基本的にはPC用のウォレットであると認識していただいて大丈夫です。これに対して後者のSPVウォレットの代表的なものには、ビットコインウォレットが挙げられます。
SPVウォレットのアプリはQRコードを使ってビットコインの送受信を行うシステムで管理されているため、SPVウォレットはスマホにアプリとして入れておくことで、何のストレスもなく簡単に持ち歩きできるように開発されています。SPVウォレットは、スマホにウォレットを入れた状態で持ち歩ける実用性が魅力なのです。
軽くて使いやすい一方で、万が一スマホを紛失する・故障した場合はウォレット自体が失われる懸念もありますが、リカバリーすることが可能になっていますよ。
最後に
本記事ではSPVの概要からSPVウォレットについても解説してきました。いかがでしたか?
SPVとはSimplifie Payment Verificationの略で容量が軽いノードのことです。また軽量ノード、簡易ノードとも呼ばれ、容量の大きいフルノードと区別して呼ばることもあるので押さえておいてください。暗号資産のウォレットにも採用されているため、これから色々な場面で耳にすることがあると思います。
それでは今日はここまで!お疲れ様でした!