暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではETFについてわかりやすく解説していきます!
はじめに
みなさんこんにちは!
今日は株取引をされている方なら必ず目にしたことのあるETFについて解説していきたいと思います。このETFの様に最近は英語の略語が使われることが増えてきているため「何が何か分からない!」という方も多いのではないでしょうか?
ですが実はETFが誕生してからもう20年が経つんですよ!日本ではまだあまり聞き慣れない言葉ですよね。しかし、海外の投資家たちの間では大人気の金融商品として注目されていて、日本でも最近になってようやく認知されるようになりました。
今回はそんな問題を解決するためにもETFについての知識を一緒に深めていきましょう!
EFTとは
ETFとは、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託で、
Exchange Traded Fundsの頭文字をとりETFと呼ばれています。
たとえば代表的な商品としては東証株価指数(TOPIX)に連動するEFTが存在します。
このTOPIXとは東京証券取引所によって発表される、東証第1部の全銘柄の動きを反映した株価指数を意味する物です。これに連動するETFは、TOPIXの値動きとほぼ同じ値動きをするように運用されます。つまりこのETFを保有することで、TOPIX全体に投資を行っているのとほぼ同じ効果を得ることが可能になるのです。
ある市場急落が発生した際に売買シェアが上昇し、純資金流入となった銘柄として注目を浴びたのがこのETFでした。市場の上がり下がりでパフォーマンスが容易に把握できることだけでなく、運用の透明性が高いことが注目された理由となっています。
なお一部、投資信託の仕組みを用いていない商品や日本の法律ではなく外国の法律に基づいて組成された外国籍ETFも日本の市場に上場しているものの、それらも含めた総称としてEFTと呼ばれることがあるので注意が必要です。
ETFの仕組み
次にETFの仕組みについてですが、ETFでは運用の仕組みとして現物拠出による現物拠出型ETFと現物拠出によらないリンク債型ETFの2種類が存在します。
それぞれの仕組みで解説していきますので、詳しく見ていきましょう。
現物拠出型ETF
まず、現物拠出型ETFです。
このET Fでは指定参加者が市場で買い付けた現物株の集合(現物株バスケット)を運用会社に拠出し、それをもとに運用会社がETFを設定します。この設定が行われて初めて、指定参加者は運用会社よりETFの持分を示す「受益証券」の受け取りが出来るという仕組みです。
もっと簡潔に言うとすれば、指定参加者は持っている現物株バスケットとETFを交換する仕組みを採用しているのです。逆を言えば指定参加者は持っているETFと現物株バスケットを交換することもできるのです。
さらに、指定参加者に対して発行されたETFの受益証券が証券取引所に上場された場合、一般の投資家達は上場されたETFの受益証券を市場で購入・売却することでETF取引を行うというわけです。
リンク債型ETF
そして2つ目はリンク債型ETFについて解説していきますね!まずこの「リンク債」とは指標などに価格が連動する債券のことを意味しているため覚えておくと良いでしょう。
リンク債型ETFは指定参加者が運用会社に金銭を拠出することで、ETFが設定される仕組みを採用しています。拠出された金銭は指標などに連動するリンク債に投資されるため、ETFとリンク債の価格が連動することとなります。ここでのリンク債の価格は指標などに連動していくため、結果としてETFは指標に連動することになります。したがってこのリンク債型ETFという名称が付きました。さらに指定参加者はETFを投資先であるリンク債と交換することが可能となっているため、覚えておくと良いでしょう。
この方式は、現物拠出が難しい新興国の株価指数に連動するETFなどでよく採用されている仕組みです。
最後に
本記事ではETFについて解説してきました!いかがだったでしょうか?
最近では株式取引を始める人たちも増加傾向にありますよね。しかし実際にやってみる難しいため、知識をつけていないと管理が難しいのが初心者のみなさんに出される最初の課題となります。
ですがそこであきらめるのではなく、ひとつひとつにおいて知識を深めることで着実に成長していきましょう!