暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではwebbotについてわかりやすく解説していきます。
目次
はじめに
みなさんこんにちは!今日も一緒に勉強していきましょう。
それでは早速ですがみなさんはwebbotという言葉を耳にしたことはありますか?簡単に言えば情報収集・分析プログラムのことを意味しています。
今日はこのwebbotについて詳しく解説していきますね!
webbotとは
それではまずwebbotとは何なのかについて簡単にご説明していきたいと思います。
webbotとは1997年に開発されたビッグデータを利用した情報収集・分析プログラムを意味しています。
マイクロソフト社にかつて所属していたコンサルタントのクリフ・ハイ氏と、サポート担当だったジョージ・ユーロ氏がこの開発者となっています。もともとこのwebbotは株式市場の価格変動予測を目的として開発されました。しかし現在は株式市場だけでなく暗号資産の価格変動予測にも利用されています。
webbotの仕組み
次に仕組みと解析方法について解説していきたいと思います。このwebbotで注目すべき点はこの解析対象です。webbotが解析対象としているのは言語になります。
ウェブ上に存在する掲示板やブログをはじめ、現在数も増加傾向にあるSNSなどに含まれた不特定多数の発言を収集していきます。この収集の際に用いられるのが言語収集用ソフトウェアのスパイダーです。さらに感情に関するキーワードに注目して収集した後にはアルゴリズム測定処理を行い、客観的な価格変動やその傾向を分析した結果をもとに数値化することで解析する方法がこのwebbotの仕組みになります。
暗号資産で注目を集めたwebbotの解析
上記でも述べたように暗号資産にも用いられているwebbotですが、今までどの様な解析をしてきたのか気になりませんか?最後にこのwebbotが行った解析のなかで注目を集めた3つをご紹介していきたいと思います。
- ビットコインの価格上昇
- 中国の規制と暗号資産の回復
- NEOの価格上昇
それでは1つ1つみていきましょう!
ビットコインの価格上昇
1つ目は暗号資産の代表格であるビットコインです。
webbotが暗号資産投資家の間で知られるきっかけにもなったのがビットコインの価格上昇の的中です。2017年初めに10万円台であったビットコインが、2018年2月には150万円に達することが実際に予測され、価格上昇が発生しました。
この時期の暗号資産は既に人気化していましたが、知る人ぞ知るという存在であったため、ここまで大胆な予測をする人はほとんど存在しなかったのです。ですが実際にビットコインの価格はみるみる上昇し、2017年12月には200万円をも超え、2018年1月には予測を上回る170万円前後で決着がつくという結果がでたのです。
中国の規制と暗号資産の回復
2017年9月、中国では暗号資産取引を全面的に禁止するという発表が出されました。これに伴い、当時ビットコインの1ビットコインが約55万円だった価格が30万円まで大幅に下落してしまったのです。
しかし下落した直後に価格は急上昇し、1ヵ月後には約60万円まで価格が回復しています。ここでwebbotが注目された背景にはV字回復する前に2018年6月に発生することになる価格の下落と上昇を予想をしていたことにありました。実際にwebbotは以下のようなコメントを残しています。
ビットコインは2017年8月にワニの歯のような乱高下の相場の頂点に達する。
そしてある情報の発表により暗号資産は大きく下げに転じる可能性がある。この情報はさほど重要でないことが後にわかるが、一時的なインパクトは大きい。
NEOの価格上昇
最後にもう1つ、webbotが的中させた暗号資産の価格上昇についてご紹介したいと思います。その暗号資産がNEOです。2018年から始まる下落相場のさなか、他の多くの暗号資産が下落していく中で、NEOの価格急上昇を予測したことが投資家の心を掴んだきっかけの出来事にもなりました。
他にも多くの予測を的中させていますが、2017年は暗号資産の夢が買われていた時代であったこともあり、多くの投資家が感情で動いていたのです。だからこそこのwebbotが持つ感情データを分析するという手法は見事にはまったのかもしれません。
最後に
本記事ではwebbotの概要と仕組み、そして的中させた出来事についてご紹介してきました!
いかがでしたか?実際に人の目や感覚ではわからないことを的中させているwebbotの凄さについて知っていただけたのではないかなと思います!
それではまた次の記事でお会いしましょう。