暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではアイランドリバーサルについてわかりやすく解説していきます。
はじめに
みなさんこんにちは!今日も一緒に暗号資産について知識を深めていきましょう!
早速ですが本日はアイランドリバーサルというものについてみなさんに共有させていただきたいと思いますが、みなさんはこの言葉をどこかで見たり聞いたりしたことはありますか?
アイランドリバーサルとはローソク足などのテクニカルチャートで見られるチャートパターンの1つとなっています。相場の転換点として注目されることも多いので、今回はこれについてみなさんと勉強していきたいと思います。
アイランドリバーサルとは
上記でも簡単にご紹介した通り、アイランドリバーサルとはアイランドリバーサルとは、チャートの途中で空間があいたチャートパターンのことを意味しており、暗号資産だけでなく、株・FXなどのチャートでみられることが多いですね。
またこのチャートパターンはチャート上で価格をあらわすロウソクや折れ線グラフ同士の空間が開いたことで、離れ小島のようにみえることから「アイランドリバーサル」と呼ばれるようになりました。チャートをみてみるとわかるように株価が窓(ギャップ)を開けて飛び抜け、数日後に反対方向に窓を開けることでできる離れ小島のように見える部分のことをアイランドリバーサルといいます。
さらにこのアイランドリバーサルは相場の転換点(反転のシグナル)として注目されることが多くなっています。離れ小島の部分は、ローソク足が1本の場合もありますし、複数のローソク足となっている場合もあります。
この離れ小島のできる部分によってアイランドトップとアイランドボトムと呼ばれる形に変化することもあるので覚えていてくださいね。次の章ではこの2つについて解説していきたいと思います。
アイランドトップとは
(参照:FX QuickNavi)
アイランドトップは上昇トレンドの終焉を示唆するチャートパターンとなっており、一旦上昇窓を開けてから再度下落の窓を形成して離れ小島を出現することの多いチャートパターンです。
参考までに、古くから日本人投資家に伝わる罫線の中でも、最も古典的なローソク足分析方法である「酒田五法」においては宵の明星とも称されており、相場の転換が判断できる効果的なシグナルです。
アイランド部分のローソク足の本数ですが、日足なら最低でも1本あれば、アイランドリバーサルとして見なされます。1日で反転することもあれば、数日かけて反転することもありますが、期間が短いほど反転の勢いが強いと判断することが可能になっています。
アイランドボトムとは
(参照:FX QuickNavi)
アイランド・トップとは逆の形状で下落局面でギャップダウンとなり、その後窓を埋めるようにギャップアップとなればアイランド・ボトムとなります。
アイランドトップ同様に、アイランドボトムも酒田五法での呼び方があり、酒田五法ではこうしたチャートパターンを明けの明星(三川明けの明星)と呼びます。アイランドボトムが形成された場合は相場の底入れを示唆すると言われており、相場が下落から上昇に転換(反転)した可能性があると捉えられるので覚えておいてください。
最後に
本記事ではアイランドリバーサルの概要とチャートパターンについて解説していきました!いかがでしたでしょうか?
上記でも述べた様にアイランドリバーサルは信頼性の高いチャートパターンの1つです。しかし当然ながら窓を埋めてトレンドが継続してしまうケースも存在しています。すなわちだましで終わってしまうというリスク考慮を同時にしなければならないのです。
これを見分けるために以下の3点に注意しながらチャートを確認してみてください!
- 2つ目の窓が大きく開いているか
- 2つ目の窓を開けた後に大陽線か大陰線が出現するか
- 離れ島が複数のローソク足で形成されているか
この全てに当てはまった場合にはだましの可能性は低いと言えるでしょう。
それでは今日はここまでです!みなさんお疲れ様でした。また次の記事でお会いしましょう。