9月30日、株式会社リードエッジコンサルティングはホラー漫画家伊藤潤二氏の作品「富江」を題材にしたNFTコレクションの「TOMIE by Junji Ito」を発表しました。このコレクションは2022年11月から販売開始の予定です。
また今後NFTは公式サイト上で展開され、販売数は合計2,222個、価格の詳細は後日公表されるということもわかっています。Twitterでは、AllowListが当たるキャンペーンも実施中です。
パーツ分けされた画像を組み合わせ、多種の異なるアートを生成する「ジェネレーティブNFT」である同コレクションは、「富江」の漫画原作から切り出したコマを組み合わせたものが販売されます。
暗号資産イーサリアム(ETH)を基盤ブロックチェーンに採用し、購入者が個人の場合にはTwitterでのプロフィール画像などにNFTを使用することもできる仕様になっているのが特徴です。
さらに初期販売で購入した場合には、時間の経過とともに成長する「プログラマブルNFT」が保有者にエアドロップされます。このNFTは原作の「身体の一部から妖艶な女性に成長していく」という『富江』の要素を、ブロックチェーン上で体験できるようにしたものであるということです。
アニメの企画も同時に
過去30年以上に渡り、多くのホラー漫画を手がける伊藤潤二氏は、2022年7月に「死びとの恋わずらい」でアメリカの漫画賞「アイズナー賞」の最優秀アジア作品賞を受賞しました。
現在はNetflixと共にアニメ企画も進行しており、2023年1月19日に『富江』や『双一』『首吊り気球』などの人気タイトル20作品を映像化する「伊藤潤二『マニアック』」が公開される予定です。
このアニメ化を記念したNFTプロジェクトとしてTOMIE by Junji Ito企画の展開が行われているのです。
リードエッジコンサルティング社と読売テレビエンタープライズ
2016年に設立されたリードエッジコンサルティング社は、NFTのマス・アダプションSaaS「NFT配布くん」やNFTマーケットプレイス「LEADEDGE」といった、Web3領域の事業を手掛けるほか、デジタルIP開発事業なども展開する企業です。
なお今回のTOMIE by Junji Itoは同社と株式会社読売テレビエンタープライズの共同企画となっています。
読売テレビエンタープライズ社は讀賣テレビ放送の子会社で、番組販売やイベントの企画・広告代理業などをメイン事業としています。以前からNFTプロジェクトには力を入れており、6月にはイラストレーター・グラフィックデザイナー北窓 優太氏のオリジナル作品を集めた「『LIFE & SLUMBER』 meets NFT」を販売したことでも話題を集めました。