暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではビットコインコアについてわかりやすく解説していきます。
目次
はじめに
みなさん、こんにちは。今回は暗号資産取引を行なっている方なら1度は目にしたことのあるであろうビットコインコアについて説明していきます。
まずビットコインは誰もが知る暗号資産の中心核です。このビットコインコアがどのような役割を果たしているのかやメリット・デメリットについてもお伝えしていきます。
ビットコインコアとは
ビットコインコアとはビットコインの開発陣が公式にリリースしたソフトウェアで、保有しているビットコインを管理するウォレットとしての機能も持っています。Githubでソースコードは全て公開されており、非中央集権な社会を目指すビットコインの理念に忠実な仕様と言えるでしょう。
ビットコインのブロックチェーン上の取引のルールや仕組みについてはこのソフトウェアに委ねられており、ルールブックのような役割も持っているのがこのビットコインコアです。
またこのビットコインコアの特徴としては、ビットコインの公式ウォレットであるという点です。
一般的なウォレットと大きく異なる点としては、ビットコインの送受金のプログラムを組んだりブロックチェーン内のトランザクションの検証が行える点です。ビットコインの開発に携わっている人が開発しているのでビットコインとより相性良く利用できるような仕様に日々改善されています。
ビットコインコアのメリット・デメリット
次にビットコインコアを用いるメリットとデメリットについてです。
- 【メリット】ブロックチェーンにおける最新の情報が確認できる
- 【デメリット】初期起動が遅い上に容量も大きい
それでは解説していきます。
【メリット】ブロックチェーンにおける最新の情報が確認できる
ビットコインコアでは2009年からのビットコインを用いて行われたブロックチェーン上の全取引情報を検索することができる様になっています。トランザクションを検証するビットコインの開発者にとってはビットコインネットワークに貢献し、仕組みをコアなところまで知ることができるので数少ないソフトウェアとなっています。
【デメリット】初期起動が遅い上に容量も大きい
続いてデメリットについてです。
このアプリケーションをダウンロードする際にはブロックチェーン履歴を全て引っ張ってくるため、65GBものストレージを圧迫しダウンロードの完了には時間が20時間以上かかってしまいます。
すぐにダウンロードして使うことができないのは大きな短所になっています。
インストール方法
それでは簡単にビットコインコアのインストール方法についてご説明していきます!
まずbitcoin.orgのサイトにアクセスし、「ウォレットを選ぶ」に移動してください。
そこに入ると各種ウォレットが並んでいるので、その中からビットコインコアを探し、自身のOSにあったアイコンをクリックしましょう。クリックと同時にダウンロードが開始されます。
それをダブルクリックで展開すればインストールに移行が可能となっています。
ビットコインコアを利用する際に注意すべきこと
それでは最後に利用する際に注意すべき点についてご紹介していきます。
上記のデメリットでも述べたように、ビットコインコアは起動するだけでかなり時間がかかることをあらかじめ知っておきましょう。
使い方はシンプルな作りになっており、概要・送信受信・処理といった項目を選ぶだけです。
アドレス帳機能などもあるので、何度も送金する場合はここに登録しておくととても便利です。
最後に
本記事ではビットコインコアの概要やメリット・デメリットなどについて解説してきました。
ビットコインコアはビットコインにおいても比較的古いウォレットで、ビットコインの開発と最も親和性のあるソフトウェアです。
ビットコインで資金管理を行うためのウォレットであればブロックチェーン履歴を全てダウンロードすることのないライトウォレットで全く不自由はないものの、本来はビットコインコアの様なウォレットが主流であったということも頭の片隅に置いておくと良いです。
それではまた次の記事でお会いしましょう!