暗号資産初心者向けの記事です。本記事ではハードキャップとソフトキャップの違いについてわかりやすく解説していきます。
ハードキャップとソフトキャップの違いって何?
ソフトキャップ、ハードキャップはそれぞれクラウドセールなどのICOに関連した用語であり、そのICOに投資をするか否かと、そのタイミングを判断する大きな材料のひとつとなっています。ICOの概要を表すホワイトペーパーに記載されています。
ではこの2つにどのような被害があるのかを見ていきましょう!
ハードキャップとは?
ハードキャップとは、ICOでコインを調達する上限枚数を表したものです。人気なコインであれば、数時間でハードキャップが終了してしまうことも少なくありません。
例えば1,000万ドルをハードキャップに設定しているICOプロジェクトがあったとします。この場合であれば1,000万ドルに到達したタイミングでそのコインを購入することが出来なくなります。
これがハードキャップの仕組みです。
ソフトキャップとは?
次にソフトキャップとは、ICOが成功といえる最低ラインのコイン数(下限金額)を意味しています。
人気のないコインはICOが終了するまでソフトキャップに届かず、ソフトキャップに到達しなかった暗号資産はコインが発行されないこともあります。
そのためソフトキャップに到達すると一般的に「ICOは成功」と言われますが、逆にソフトキャップに到達しない場合、ICOプロジェクトはそこで頓挫し、基本的にそれまで集まった出資金は出資者に返金されるようになっています。
最後に
本記事ではハードキャップとソフトキャップの違いについて解説してきました。みなさんどうでしたか?
一見、ソフトキャップギリギリのICOはよくないのではないか?と考えがちですが、仮にそのICOが上手くいった場合、出資者も少ない分一気に売却した際の極端な値下がりが発生し辛いことや、希少的に価値が高くなるといった利点も考えられます。
気になるICOを見つけたらまずはソフト・ハードキャップの設定をしっかりと確認するのが大切となります。人気が集中しそうなICOは早めの購入を。逆に興味はあれど周りの反応が薄いICOはソフトキャップに到達しそうかという点を様子見をするといったように、バロメーターとしての役割が期待できます。
みなさんもぜひこの2つをよく理解した上で、暗号資産取引を初めてみてください!