空港ラウンジのプライオリティ・パス(会員権)を提供する「グローバル ラウンジ ネットワーク(GLN)」が、BoredJobsとの提携を発表しました。この提携を利用して、Bored Ape Yacht Club(BAYC)を含む優良NFTコレクションの所有者の一部に空港のVIPラウンジの利用を可能にする試験プログラムを開始するとのことです。
この取り組みは優良NFT所有者のIPユースケースを拡大するとともに、航空業界で30年、ラウンジの開発で25年以上の実績を誇るGLN社にとってはWeb3コミュニティへの絶好のアプローチ手段となります。
Bored Apes、Mutant Apes、Gutter Cat Gangの保有者はまもなくマイアミ・メキシコシティ・サンファン・ボゴタ・イスタンブール・バンコクを含む世界11都市、28の空港ラウンジの入場パスとして所有するNFTを使うことができるようになります。
またこのパートナーシップはブロックチェーンアクセラレーターMouseBeltのリアルビジネス仲介プロジェクト「BoredJobs.com」の調整により実現しました。同社が取り組むNFTを活用した認証技術「Web3ID」のユースケースの1つとなります。
まず、GLTとの試験ではMouseBeltが対象となるNFT所有者に200枚のラウンジパスを配布し、検証を重ねた上で取り組みを拡大していく方針を固めました。試験へのNFT保有者の参加方法は60日以内に公開予定であることも明かされています。
MouseBeltのパトリック・マクレーン共同創設者は以下のようにコメントしています。
NFT所有者は、自分が所有するコレクションを特定のコミュニティへのプライベートなアクセス権とみなしている。特別なDiscordチャンネルやApeFestのようなリアルイベントの参加証になる。空港ラウンジの試験運用により、これらのコミュニティが所有するNFTのユーティリティに新たな側面が加わる。
BAYCはイーサリアム(ETH)のブロックチェーン上で発行されるNFTで、プロフィール画像向けにデザインされた1万点のサルの肖像です。BAYCはメンバーカードの役割を果たし、所有者はメンバー限定の様々な特典を受けることが可能になります。
グローバル ラウンジ ネットワークの概要
グローバル ラウンジ ネットワークは100%子会社「GLN NFT」を通じて、Web3スペースでの関係構築に着手してきた企業であり、独自のNFT会員権発売も計画中です。
さらにBoredJobsとの提携についてGLN NFTのイアン・スターンCVOは「GLN NFTの保有者やWeb3分野における、他の戦略的パートナーにユーティリティとアクセスを提供することを楽しみにしている。」と述べています。