イーサリアム:慰霊碑の形をしたソースコードのスマートコントラクト作成が公に

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潜入捜査官 Crypto Dogだ🧥🕶

今回は、今週のおすすめ記事について捜査していきます!

イーサリアム:慰霊碑の形をしたソースコードのスマートコントラクト作成が公に

2月7日2時30分頃に作成された「慰霊碑」と名付けられたコントラクトのソースコードには、李氏の略歴が中国語で記され、「R.I.P(安らかに眠れ)」という文字が作成されていました。早くも12月30日にはウイルスの危険性を警告していた医療専門家としての貢献が強調されていました。

今回亡くなったコロナウイルスへの警告で李氏は社会に不安を与えたとして地元警察から処分を受けていました。

このスマートコントラクトはブロックチェーン上で変更不可能なものとなっているため、検閲を受ける可能性はほぼないと言われています。中国のネットユーザーがメッサージアプリのウィーチャットとソーシャルメディアのウェイボーで幅広く悲しみと怒りを示しているなか、作成されたものとなっています。

コロナウイルス発生の中心地である武漢の病院の医師だった李氏は、地元当局が市民にウイルスが感染性のものであることを伝える前に、事態の深刻さを医療関係者にウィーチャットで早期に警告した8人のうちの1人でした。

李氏は即座に地元警察から「誤った情報」を広めたとして沈黙を強いられ、処分を受けていました。李氏は武漢市中心医院で患者を治療中にウイルスに感染し、治療の甲斐も虚しく亡くなりました。

SBI:グループの2020年3月期第3四半期決算説明会を開催

1月31日、SBIホールディングスはグループの2020年3月期第3四半期決算説明会を開催しました。グループの連結業績における2020年3月期第3四半期累計の収益は、前年同期と比べると12%増加し2,851億9,700万円を叩き出しました。税引前利益は、前年同期比2.9%増え、647億1,500万円となっています。さらに今回の決算説明会ではSBIグループの連結業績概要が報告されました。

これまで「その他の事業」に含まれていた暗号通貨交換所VCTRADEを運営するSBI VCトレードが、2020年3月期は「金融サービス事業」に含まれる形に変更となりました。さらに収益としては、前年同期比2.9%増の1,753億8,500万円となっています。

暗号資産マイニング事業では、上半期までに運営していた2サイトのうち1サイトを閉鎖することが決定し、効率の良い別拠点へ移行されます。さらに、第3四半期にはより高性能なマイナーが米国・中央アジアの新サイトにおいて稼働したことも報告されました。

そして、SBIグループ株主に向けて暗号通貨Ripple(XRP)を株主優待として贈呈したことを報じました。2019年9月末時点のモーニングスター個人株主を対象に贈呈が実施されています。また、SBIホールディングスにおいても2020年3月末時点の株主を対象に、XRPによる優待を実施予定となっています。株主優待実施により、SBI VCトレード口座獲得を見込んでいるということが明らかになっています。

ビットメックス:暗号通貨XRPのサポートを発表

100倍レバレッジで有名となっている暗号通貨取引所ビットメックスが仮想通貨XRPのサポートを開始することを発表しました。

XRPはビットメックスの支援により、米ドルとの永久スワップが可能となります。永久スワップは先物取引と極めて類似しているものの、満期日がなく日次精算が可能な点が特徴となっています。

日本時間2月5日13時より、XRP /米ドルの永久スワップが開始されます。期待感からかXRPは執筆時点で5%超のプラスを記録しており、0.26ドル付近で推移している状況です。

ビットメックスのアーサー・ヘイズCEOは、XRP /米ドルの永久スワップについて、「ゼロよりは価値がある」と発言しています。

ビットコイン:預け入れ金が大きく減少

この6カ月でビットコインの預け入れ金が大きく減少したことが明らかになりました。これは市場における強い楽観心理、いわゆる「ガチホ(HODLing)」心理を示しているということです。

1月1日、取引所アドレスへの送金数の7日間平均は2万3,986まで下落しました。暗号通貨分析企業グラスノードによると、これは2019年6月末に5万8,925に達して以降、2016年11月以来の低水準となったことが明らかになっています。

激しい価格下落が起こると投資家は通常、暗号通貨を市場で売るために取引所に移動させる傾向にあります。しかし2019年下半期、価格下落にもかかわらず多くの投資家がビットコインを手放すことはありませんでした。

クラックスペイコインスイッチ.coの共同創業者兼CEOのアシシュ・シンガル氏によると、これは「ガチホ勢」の増加、つまりビットコインの長期的な成長可能性への信頼の高まりを示しているということです。

その一方で、ネム・ベンチャーズのアドバイザーであるニコラス・ペレカノス氏は、投資とオンチェーン・トランザクション量の低迷は短期的にはあまり健全ではない市況を示していると見ています。

「オンチェーン・トランザクション量と価格評価の相違は典型的に弱気の兆候となっている」とパレカノス氏はCoinDeskに述べました。

また、デジタル・アセット・データの暗号通貨リサーチアナリスト、コナー・アベントシャイン氏は「ビットコイン価格が半減期の前に上昇し、その後も上昇を続ければ取引所の預け入れ金は増えると考えている。一部の投資家が利益を確定しようと決断する可能性がある」と述べています。

ギャラクシー・デジタル:CEOがリップルについて発言

ギャラクシー・デジタルのCEO、マイク・ノボグラッツ氏は「時価総額で世界3位を誇る仮想通貨リップルは、2020年もまたパッとしない1年を迎えることになる」と会場一杯のファイナンシャルアドバイザー達を前に述べました。

デジタル資産やスタートアップの取引、投資を行う会社を率いるファンドマネージャーであるノボグラッツ氏は先週、フロリダ州オーランドでTDアメリトレードが主催した「ナショナルLINC2020」カンファレンスの壇上で、パーソナルファイナンス界のスーパースター、リック・エデルマン氏と対談しました。

ノボグラッツ氏はオーランドの同カンファレンスにおいて、彼がより中央集権型とするXRPのセットアップとビットコインのそれを比較しました。「(XRPは)ビットコインがマイニングで分配されたようには分配されなかった。巨大な1つのプールが、常に売り手としてある」とノボグラッツ氏は述べました。

さらにノボグラッツ氏は「暗号通貨業界全体が直面し続ける最大の問題の1つは、偽の情報である」と述べています。同氏に関して、リップル社のグローバル機関投資家市場担当バイスプレジデント、ブリアンヌ・マディガン氏は次のように述べています。「喜んで、そして故意に、市場行為を操作するために噂を流す人が非常に多く存在する。透明性という文化にも関わらず、影響力のある市場参加者が事実を無視していることは残念だ。これは暗号通貨業界全体の足かせとなる」