暗号資産におけるセキュリティー対策 <初心者向け記事>

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暗号資産初心者向けの記事です。本記事では暗号資産におけるセキュリティー対策についてわかりやすく解説していきます。

はじめに

2017年におきたビットコイン価格高騰をきっかけに、日本では暗号資産の知名度が大きく高まりました。

しかしながら2018年には暗号資産業界でマイナスなニュースなどもあり、世界中で取引所に対する盗難事件などが発生したことで、暗号資産に対するマイナスなイメージが世間で広がってしまったのです。

インターネットを介して取引する暗号資産は、ハッキングによる盗難被害に遭いやすく、その管理には十分注意が必要です。そこでこの記事では盗難被害や、盗難されないための対策などについてご紹介していこうと思います。

これまでに発生した盗難被害

暗号資産盗難には、例えば以下のようなパターンがあります。

  • ウォレットの盗難被害
  • 取引所ハッキング被害

それでは2つについて解説していきます!

ウォレットの盗難被害

まず、自分自身の暗号資産ウォレットが盗難被害に遭ってしまうケースです。

暗号資産に関する詐欺サイトなどにアクセスしてしまったことから、暗号資産を保管していたウォレットやPCにウイルスが入り込み、ハッキング被害に遭ってしまうという被害が発生しています。

取引所ハッキング被害

次に、暗号資産取引所がハッキング被害に遭ってしまうケースです。取引所には多くの人が暗号資産を預けています。

その取引所がハッキング被害に遭ってしまうことにより、暗号資産取引所を利用しているユーザーの資産が失われてしまう可能性が高くなるのがこの事例の特徴です。

そのため、取引所はセキュリティに関して問われることが多くなり、しっかりとしたセキュリティ対策をしている暗号資産取引所が好んで利用されている傾向にあります。

暗号資産のセキュリティを高める5つの方法

それでは暗号資産のセキュリティを高めるために取るべき対策を5つ紹介していきます。

  • パスワードを複雑に
  • パスワードの変更
  • 2段階認証の設定
  • 大金を保管しない

パスワードを複雑に

1つ目はパスワードについてです。

暗号資産を保管している取引所の口座やウォレットなどのパスワードは、複雑で桁数の多いものにしておくことをお勧めします。パスワードの長さや複雑さはそのまま破られにくさと比例しているため、数字やアルファベット、または記号を織り交ぜて複雑で意味のない文字列にするのがポイントです。

パスワードの変更

パスワード使い回しも、被害へのリスクを高めてしまいます。なぜなら、他のネットサービスで使用しているパスワードが何者かに盗み出された場合、それを使って暗号資産を管理している口座へのログインを試みる可能性があるからです。

特に取引所を複数使用する場合は、全て同じログイン情報を使用していると極めて危険となります。大切な暗号資産を守るためにも、管理するパスワードはそれぞれ別のパスワードを設定することをお勧めします。

2段階認証の設定

次は2段階認証についてです。

2段階認証とはIDとパスワードだけではログインが完成せず、メールで届いた認証コードを必要とするものや、スマホアプリに出力されるランダムな数字を入力しなければログインできないなど、ログインが2段階になっている仕組みのことを意味しています。

この認証は強固なセキュリティ性を持っているため、暗号資産分野以外でも普及しているものです。お使いの取引所やウォレットに2段階認証を設定しておけば、これだけでもかなりセキュリティ性を高めることが可能となります。

大金を保管しない

過去に取引所で起きた巨額流出事件は、個人ではなく取引所そのものを狙ったサイバー攻撃が多くなっていました。このことから浮かび上がったのは、1つの取引所のウォレットに大量の暗号資産を保管することは危険であるということです。

取引所を分散させることや取引所以外のウォレットの活用が有効となるため、ユーザー自身がセキュリティ意識をもってリスクを分散せるように心がけておくと良いでしょう。

最後に

本記事では暗号資産におけるセキュリティー対策について解説してきました。

暗号資産においてはしっかりと情報収集し、十分に確認をした上で、投資のリスクも考慮しながら取引を行なっていくことが鍵となります。

また暗号資産を管理する上では、分散して管理するという点やインターネットから切り離して管理するという点も重要であると言えます。本記事で紹介した盗難対策をしっかりと行なって、自分の資産を自分で守れるように知識をつけておきましょう!